私が受けて来たカウンセリングについて

私は今30代後半ですが、最初にカウンセリングを受けたのは20歳のときでした。まったく通わない時期もありましたが、何だかんだ15年以上お世話になっています。

 

15年のあいだに5、6人のカウンセラーにカウンセリングをしてもらいました。今お世話になっている方とはもう3年ほどのお付き合いになります。

 

カウンセリングを受け始めた当初、感じたのは「自分の話を否定されずに聞いてもらえるってすごく気持ちいい」ということでした。

 

通常の会話では、意識的であっても無意識的であっても、

 

「相手はこの話を聞いてどう思うだろうか」

「こんなこと話したら変な人だって思われちゃうかな」

「つまらなくて長い話だと思われていないだろうか」

「話にオチをつけなきゃ」

「相手にとって有用なことを話さなくては」

 

など、いろいろなことを考えていますよね。

 

カウンセリングではそういったことを考える必要がなく、ただ自分の身に起きたこと、それによって感じたことを話していきます。それに対して、カウンセラーは受容、共感の態度で接してくれました。

 

それがどんなに一般的には話してはいけないと思われるようなこと、たとえば「親を殺してやりたいと思った」ということでも、「そう、親を殺してやりたいと思ったんだね」という具合です。

 

「こんなこと考えちゃいけない。周りのだれもこんなことは考えていなくて、自分だけがおかしいに違いないんだ」と抑圧すればするほど、感情は重苦しく自分の中に溜まっていきます。

それを口に出すこと、そして「そう、あなたはそう思ったのね」と言ってもらうだけで、こんなに気持ちを楽にしてくれるものなのかとおどろきました。

 

それから、口に出して誰かに聞いてもらうことによって、自分の中でグルグルと渦巻いていた得体の知れない感情を客観的に見られるようになってきました。

 

どうして自分は親を殺したいと思うほど憎んでいるんだろう。

 

ということを、少し落ち着いて考えられるようになってきました。

 

子供の頃、お母さんはいつも私の友達のことは褒めるけど、私のことは全然褒めてくれなかった。

 

がんばって良い点をとったテストを見せても、どこか上の空で、全然話をちゃんと聞いてくれなかった。

 

落ち込んでいるから励ましてほしいのに、お母さんはいつも元気がなくて、私は自分がつらいのを我慢してお母さんを励ましてあげなきゃいけないと思った。

 

お父さんはいつも不機嫌で怒鳴り声をあげていて、それを聞くだけでこわかった。

 

お父さんとお母さんが目の前で喧嘩をしていると、自分はここにいてはいけないんだと感じて、消えてしまいたい気持ちになった。

 

せつなくて、明るいとは言いがたいたくさんの気持ちを、カウンセラーはひとつひとつ聴いてくれました。

 

話せば話すほど、当時の気持ちがよみがえってきてその場で泣きたくなったり、怒りたくなったりします。

 

でも同時に、「自分はなんてがんばってきたんだろう」という気持ちも生まれてきました。

 

そして話していくと、少しずつそのとき感じていた強い感情を手放していくことができるようになりました。

 

つらい感情をため込んだり抑圧したりしていくと、こんなことが起こります。

 

・ささいなことがきっかけで、自分でもびっくりするほど激怒してしまったり、どっと落ち込んだりしてしまう

・感情を感じないようにしているので、無表情になっていく。または、それを隠そうとして無理に明るくふるまい、あとで一人になってからどっと疲れたり、落ち込んだりする。

・自分の気持ちがわからなくなってくる。おなかがすいた、疲れている、暑い、寒いといったことにも鈍感になってきて、無理を重ねてがんばりすぎてしまう

・自分を大事にできなくなってくる。お酒をたくさん飲んだり、食べ物を食べすぎたりしてしまう

 

カウンセリングを受け続けると、こうしたことは確実に減っていきます。

 

自分の感情とうまく付き合えるようになってくるので、安心感も生まれます。

 

自分の人生のハンドルを、しっかりと自分の手でにぎっているという安心感です。

 

自分の感情がわからない、感情に振り回されていると思ったら、ぜひカウンセリングを受けてみてください。

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