泣きたいような気がするけど泣けない

心を落ち着かせたりリセットしたりするのに、
「泣く」ということはとても有効です。

でも、

「お兄ちゃん/お姉ちゃんなんだから泣くんじゃありません」
「いつまで泣いてるの?みっともない」
「そんなに泣いたら、みんな/先生/お母さん困っちゃうでしょ」

といった言葉をかけられたり、
泣いていても相手にしてもらえなかったりすれば、
「涙を流す」という行為を自然に我慢してしまうようになります。

まして男性だと、「男が泣くもんじゃない」と言われることも
あったかもしれません。

「最後に涙を流したのはいつだっけ」というぐらい
ずっと泣いていなくて、泣き方を忘れてしまった人もいる
かもしれませんね。

悲しいときだけでなく、「うれし涙」という言葉もあるように、
心が激しく動いたときに人は涙を流すようです。

涙を流すと自分の感情をしっかり味わうことができます。
感情は見て見ぬふりをするより、「ああ、自分は今悲しいんだな」
というふうに実感したほうが手放せます。
「悲しいけど、何とかするしかない」と、気持ちが前を向けるのです。

つらいことがあったとき、グッと涙をこらえておくよりも、
「わーん」と泣いてしまったほうが、つらい気持ちを乗り越えやすく
なるものです。

どうしても泣けない、
泣くことに抵抗がある、
泣きたいような気がするけど泣けない
という場合は
映画やテレビ、動画、音楽の力を借りるのも一つの方法です。

悲しい気分に浸れるような媒体をいくつか用意しておき、

「涙を流すほどじゃないけど、なんだか落ち込んでいる」
「大泣きするほどじゃないけど、もやもやしている」

といったときに視聴すると、うまく効くときがあります。

(「泣ける話」といった特集がテレビやまとめサイトなどに定期的に登場するのは、
泣いて気分をリセットしたい人がそれだけ多いのかなと思う時があります。
あと、泣ける映画をたくさんの人と一緒に見たりする「涙活(るいかつ)」なんて言葉も
一時期登場しましたよね。)

子どものときは、悲しかったり寂しかったりしたときは
誰でも自然と泣いていました。

大人は、たしかに所構わず泣くわけにはいかない場面が
沢山あります。

でも、かつては子どもだった私たちです。

悲しいとき、
寂しいとき、
つらいとき、
独りぼっちだと感じたとき、
悔しいとき、
腹が立つとき、
やりきれないとき、
失恋したとき…

せめて自分ひとりの時だけでも、好きなだけ
泣くことを自分に許せると、気持ちがどこかで
ラクになるかもしれません。

逆に、悲しすぎて涙が止まらないとか、止まらなくなりそうで
こわいという人もいるかもしれません。

そんなときは、時間と場所を限定して泣いてみると
よいときがあります。
「お風呂に入っているときは家族にも見られず、
泣きたいだけ泣いていい時間」

「この曲を聴く間だけは好きなだけ泣いてもいい」

というふうに決めておくと、自分の中で区切りを
作りやすいかもしれません。

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