怒りでしか自分を表現できない人

いつも誰かに対して怒っている人、
すぐに声を荒げる人、
常にイライラしていて機嫌が悪そうな人っていますね。

そんな誰かに振り回されて困っている人もいれば、
「まさに自分がそう!」で困っている人もいるかもしれません。

よく言われるのは「怒りは二次的な感情」であり、
怒りの下には必ず寂しさ、悲しさ、不安といった気持ちが
隠れています。

怒りっぽい人というのは不安でいっぱいだったり、
自分はすごく傷ついている!という気持ちになっている人、
という見方もできます。

とはいっても、
「えー、まさかあの人が?そうは見えないけど…」とか、
「いやいや、私は傷ついてなんかいるんじゃなくて純粋に
怒っているんです」
と言いたくなるかもしれませんね。

怒りは、怒りっぽい人にとってはもっとも表現しやすい感情です。
もっと言うと、様々な感情を怒りという形でしか表現できない人
なのかもしれません。

本当は不安でうろたえていたり、
本当は寂しくて胸が張り裂けそうだったり、
本当は悲しくて泣きたい気分。

でも、そんな風にふるまうぐらいなら死んだほうがまし!
というぐらい、プライドが高いのも彼らの特徴だったりします。

泣き出したり、うろたえたりするのは弱い人がすること。
怒っていれば、少なくとも弱く見られることは避けられる。
そう考えるので、怒りは便利な感情表現の方法なんですね。

そして、ますます「怒る」の一点集中型で気持ちを表現してきます。

それだけ「怒る」スイッチばかり入れていると、
次第に年季が入ってきます。

つまり、怒ることに関してはプロ級の腕前になっていくので、
怒りで相手を威嚇したり、委縮させたり、怖がらせたりするのが
どんどん上手くなっていってしまうんですね。

そうすると、本当は不安だったり困っていたりする気持ちが
周りからは見えなくなってきます。

そして、
「とてもじゃないけど不安そうには見えないわ」
「傷ついているならそれなりの態度とるでしょう、普通」
と周りに思われるような、
どこから見ても「ただの怒りっぽい人」になっていきます。

そうすると、怒りっぽい当人はますます
「自分の気持ちを周りは分かってくれない」と感じて、
そのフラストレーションを表現するためにさらに怒る…

怒りはたしかに大事な感情のひとつですが、
「この怒りは自分や周りの人を幸せにしているか?」と
立ち止まるのもひとつですし、
「なぜその人の怒りを引き受けなければいけないと
思ってしまうのだろう?」
と考えてみるのもひとつだと思います。

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